事例紹介

こんなお悩み、ありませんか?

「デジタル化を進めたいけれど、何から始めればいいのか分からない…」
「自社に合ったシステム導入って、本当にできるの?」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?
熊本県商工会連合会が運営する 「くまもと中小企業デジタル相談窓口」 では、

ECサイトの構築
受発注システムの導入
業務効率を向上させるデジタルツールの活用

などを通じて、熊本県内の 中小企業・小規模事業者の皆さまを全力でサポート しています!
デジタル化は決して難しいものではなく、 小さく始めて、大きな成果を生み出す ことが可能です。
このページでは、 実際にデジタル化を成功させた企業 の事例をご紹介します。


🍽️ 老舗レストランがデジタルの力で売上アップ!
「インスタグラムを活用した情報発信で新たな顧客層にアプローチ!」

📍 業種: 飲食業
📍 事業者: レストランバンブ(玉名市)
📍 創業: 1982年
📍 サポート内容: Instagram活用・Googleビジネスプロフィール強化

玉名市商工会 担当者
📍 経営指導員: 田中郁子
📍 経営指導員: 上田志穂

🆘 Before: デジタル化に踏み切れなかった理由

「デジタルに詳しくないし、インスタグラムなんてどう活用すればいいのか…」
「料理の魅力は伝えたいけど、何を投稿すればいいの?」

玉名市で40年以上愛されてきた『レストランバンブ』は、ホテルニューオータニ出身のオーナーが手がける本格的な西洋料理が自慢のお店。
ハンバーグ、タンシチュー、ビーフシチューなどプレミアム感のあるメニューが人気で、地元を中心とした顧客に長年支持されてきました。

しかし、時代の変化に伴い、新規顧客獲得のためのデジタル活用が求められるように。
そんな中で、「インスタグラムを活用すれば集客につながるのでは?」という考えが浮かびましたが、どこから始めればよいか分からず、導入に踏み切れずにいました。

💡 Solution: 実際に導入したデジタル施策

✅ 商工会主催のインスタグラム講習会に参加
✅ デジタル相談窓口を活用し、専門家のアドバイスを受ける
✅ ハッシュタグの選定・投稿方法を学び、オーナー夫人が運用を開始
✅ Googleビジネスプロフィールの最適化(口コミ対応・情報更新)


令和5年3月・4月に「くまもと中小企業デジタル相談窓口」を活用し、インスタグラムを活用した情報発信について専門家の指導を受けました。
その結果、料理の美しさを強調する投稿に特化し、視覚的な魅力を最大限に活かした情報発信をスタート。
また、Googleビジネスプロフィールの改善にも取り組み、約70件の口コミ(平均★4.4)への丁寧な対応を行い、さらなる信頼性向上を図りました。

🎉 After: 実際の成果 & 変化

✨ インスタグラムの投稿を通じて売上がアップ!
3月の売上が前年同月比 25%増、4月は 5%増 を達成! その後も安定して 5~10%の増加を記録しています。

✨ フォロワーは約100人ながら、質の高い固定客が増加!
SNS経由での来店が増え、リピーター獲得にもつながりました。

✨ リール動画の活用でさらなる集客力アップ!
専門家のアドバイスを受け、カヌレの製造過程をリール動画で投稿。
視覚的な魅力を高めることで、投稿のリーチが拡大しました。

✨ キャッシュレス決済導入など、さらなるDX化にも着手!
デジタル施策が奏功し、新たな顧客層の開拓につながっています。


🚖 EV×デジタルサイネージで新たな収益モデルを確立!
タクシー内広告で売上アップと地域活性化を実現!

📍 業種: 運輸業
📍 事業者: (株)おしろタクシー(菊陽町)
📍 創業: 2011年
📍 サポート内容: デジタルサイネージ導入・事業再構築補助金活用支援

菊陽町商工会 担当者
📍経営指導員: 井上知揮

🆘 Before: コロナ禍の影響で苦境に立たされるタクシー業界

「コロナで移動需要が減少…タクシーの売上が大幅に落ち込んでしまった」
「燃料費の高騰も追い打ちに…新たな収益源を作る必要がある」

熊本県菊陽町を拠点に、EVタクシーを16台保有し、環境問題にも積極的に取り組んでいる『おしろタクシー』

しかし、コロナ禍の影響で飲食店利用者の減少やリモートワークの普及により、人流が大きく減少。さらに燃料費の高騰が重なり、タクシー業界全体が厳しい経営環境に置かれることに…。

そんな中、同社は「タクシー内のデジタルサイネージを活用した広告事業」という新たな収益モデルに挑戦することを決意しました。

💡 Solution: 実際に導入したデジタル施策

✅ タクシー内にタブレット型のデジタルサイネージを設置
✅ 事業再構築補助金を活用し、初期投資を抑えながら導入
✅ 「くまもと中小企業デジタル相談窓口」を活用し、専門家のサポートを受ける
✅ 他の広告媒体と比較し、タクシー内広告の優位性を整理
✅ グループ会社・熊本交通圏の各社とも連携し、事業展開を加速


おしろタクシーは事業再構築補助金の活用を決定したものの、申請書の作成や事業計画のブラッシュアップにはITの専門知識が必要でした。

そこで 「くまもと中小企業デジタル相談窓口」を活用し、IT専門家の派遣を受けながら短期間(約1か月)で申請を完了。見事補助金の採択を受け、デジタルサイネージの導入が実現しました!

🎉 After: 実際の成果 & 変化

✨ 2023年11月にデジタルサイネージを導入し、順調にテスト運用開始!
✨ アライアンス契約により、熊本交通圏の他社とも連携し、広告ネットワークを拡大!

導入当初は「車内の暑さで電源が切れる」などのトラブルが発生したものの、試行錯誤を重ねて安定稼働に成功。

初期段階では「無料お試し期間」として広告出稿者を集める戦略を取りましたが、現在は広告収入が安定し、新たな事業の柱として確立されつつあります。


🍘 老舗菓子メーカーがDXを活用し、生産効率を大幅向上!
「データ活用で製造行程を最適化し、製造本数増加&ロス削減を実現!」

📍 業種: 菓子製造業
📍 事業者: フジバンビ(熊本市)
📍 創業: 1953年
📍 サポート内容: 生産管理DX化・データ活用による工程最適化

熊本県商工会連合会 担当者
📍専門経営指導員: 元木賢悟

🆘 Before: 生産量の限界とロスの増加に直面

「製造本数は増えているけど、ロス率も上がっている…」
「設備の停止要因を把握できず、改善が進まない…」

フジバンビ は、熊本県を代表する老舗菓子メーカーであり、特に「黒糖ドーナツ棒」で広く知られています。

しかし、近年は 生産量の増加とともに、ロス率の上昇や機械の停止トラブルが頻発
特に、製造機ごとのロス率の違いや、環境要因(温度・湿度)による影響などが管理しきれず、最適な生産条件を見つけるのが課題となっていました。

💡 Solution: 実際に導入したデジタル施策

✅ 生産状況をデータ化し、ロス率や設備トラブルの要因を可視化
✅ 季節性環境要因(温度・湿度)と生産条件の相関分析を実施

✅ 稼働率・ロス率のデータをモニタリングし、工程最適化を推進

専門家の支援により、稼働状況を定量的に把握するセンサーを設置
特に、以下の点に注力しました。

🔹 1号機(個包装機) … 漏電による停止が多発 → 停止要因を記録・分析
🔹 2号機(黒糖製造) … 温度・湿度の影響を受けやすい → 環境データを蓄積し、最適条件を特定
🔹 3号機(包装ライン) … 生産量増加に伴いロス率が上昇 → ロス削減策を検討・実施

🎉 After: 実際の成果 & 変化

機械導入後から、製造量が10%増加!
ロス率の上昇を抑えながら、生産量を安定化!
機械トラブルの記録・分析により、稼働率が向上!

導入後、特に1号機の停止時間が大幅に減少し、生産効率が改善 されました。
また、環境データと生産条件の相関分析を進めたことで、気温・湿度の影響を考慮した生産計画を立てることができるようになり、より安定した製造体制を構築できました。